英検準一級合格したんだけど、TOEIC受けたら何点くらい取れるんだろう?
結論から言ってしまうと、大体800点ほどです。
詳しく解説していきます。
「英検準一級をTOEICで換算すると何点?」
「TOEICと英検準一級の違いはなに?」
英検準一級をTOEICで換算したら何点なのか、TOEIC800点で英検準一級に合格でいるのか、など気になる方は多いと思います。
私自身、初めてTOEICを受ける前は英検準一級を持っていました。
その際に、TOEICのスコアは何点を目標にして勉強すればいいんだろうかと気になっていました。
この記事では、
- 英検準一級のTOEIC換算
- 英検準一級の勉強法
- TOEICの勉強法
を解説していきます!
英検とTOEICの換算について知りたい方や勉強法を知りたい方はぜひご覧ください。
この記事を読んで得られること
- 英検準一級とTOEICの換算得点が分かる
- 英検とTOEICの違いが分かる
- 英検準一級とTOEICの勉強法が分かる
英検準一級はTOEICで何点なの?【得点換算】
まず結論をお伝えします。
英検準一級はTOEICで換算すると大体「800点」となります。
なぜ800点なのかについて、個人的な経験やデータを取り入れて解説していきます。
英検準一級はTOEIC730?
よく言われるのが、英検準一級はTOEIC730ということです。
こちらは確かにデータとしては正しいのではないのかなと思います。
実際にIIBCさんはデータを、「TOEICスコアと英検の関連性」をわかりやすくグラフにまとめてくれています。
英検1級 | TOEIC816 |
英検準1級 | TOEIC732 |
英検準2級 | TOEIC517 |
英検2級 | TOEIC392 |
英検3級 | TOEIC365 |
上の表は IIBC さん(TOEIC主催協会)が公開しているデータから作成したものです。
英検一級がTOEIC816なわけないだろ!笑
感想として、英検一級がTOEIC816なわけないだろ!と思ってしまいました笑
このデータの注意点として挙げられるのが、三点です。
- データが古い(2001年9月23日第86回テスト)
- 自己申告によるデータ
- 英検一級回答者のデータの母体が少ない(157人)
英検準一級はTOEIC730というのはこのデータが発祥なのではないかなと思いました。
TOEICと英検準一級を CEFRから比較
英検準一級とTOEICをCEFRという英語の指標から分析してみましょう。
CEFRとは、外国語の運用能力を、言語の枠や国境を越えて同一の基準で測ることができる国際的な指標です。
CEFRは、A1~C2の6つの等級で構成されています。
- A1/A2レベルは「基礎段階の言語使用者」
- B1/B2レベルは「自立した言語使用者」
- C1/C2レベルは「熟達した言語使用者」
これで見ると、英検準一級は大体B2レベル(2304点が合格点)となっています!
TOEICでB2レベルだと、リスニングで400~・リーディングで385~となっています。
これを参考にすると、英検準一級はTOEICでいうと大体785点~ということができますね。
(英検一級は955~となります)
英検準一級とTOEIC(個人的な経験)
私は、英検準一級を高3の7月に取得し、初TOEICは大学二年の5月で880点を取得しました。
英語資格遍歴
- 高校3年の7月英検準一級取得
- 大学2年の5月TOEIC880
- 大学2年の1月英検1級一次合格
- 大学2年2月英検1級二次不合格
- 大学2年3月TOEIC965
- 大学3年7月英検一級二次合格
大学受験以降英語には、サークル(国際交流系)以外ではあまり触れず大学2年生の5月にTOEICを初受験しました。
その際は何点を目標にするのが現実的なんだろうと思い色々サイトを調べまくりました。
その結果、900点が目標で850点超えれば合格としていました。
実際に模試を解いた感じ一度も700点台を取ったことはありませんでした。
個人的な経験からもTOEIC800点台が英検準一級レベルであるということができます!
英検準一級のレベルや一級のTOEIC換算、TOEIC800のレベルは↓をご覧ください
私が英語上級者におすすめしている学習法として、オンライン英会話のキャンブリーとTOEIC対策アプリのスタディサプリTOEICがあります。
特にスタディサプリTOEICに関しては、私が独学で英語をマスターする上で、とても大きな役割を果たした教材となっているので是非チェックしてくださいね。
英検とTOEICの違い【難易度、レベル、試験形式】
英検とTOEICって何が違うの?
大きな違いは、英作文と面接です。
違いをしっかり把握して、どちらのテストでも対応できるようにしましょう。
ここでは、英検準一級もTOEICも受験した経験のある私がそれぞれの試験の違いについて書いていきます。
英検準一級とTOEICの勉強法について知りたい!という方は↓から飛んでください。
英検とTOEICの単語数や難易度比較
単語数 | 技能 | 内容 | |
英検準 一級 | 7500~9000 | 4技能 | 学問的 |
TOEIC | 9000(スコア990まで) | 2技能(リーディング・リスニング) | 日常 |
英検の特徴
- 四技能(英作文、面接あり)
- 学術的な文章
- 単語が難しい
TOEICの特徴
- LRだと2技能
- 日常的な文章
- 処理能力が求められる
英検とTOEICで大きく違うのは、求められている技能と問題内容です。
簡単に言うと
英検は、将来留学をする為の英語
TOEICは日常で使用するための英語
という違いです。
留学などの学術的な英語を鍛える英検では、速読力よりも理解力や教養が求められています。
リーディングで違いを比較
英検準一級は、文の難易度的にはTOEICよりも難しいと言えます。
ただ速読が求められるのが、TOEICです。
英検準一級は、文のテーマがアカデミックである程度の教養が求められます。
難易度的にはTOEICよりむずかしいです。
一方TOEICは速読が求められます。
英検準一級のリーディングでは時間が余る私でも、TOEICでは時間制限ぎりぎりです。
また、単語を比較すると英検準一級の単語は難しいです。
自分自身結構苦戦しました。
TOEICでは比較的簡単な単語が出てきます。
英検と違い「単語パート」はありません。
それでも英検の単語とは、単語の用法が異なるので勉強が必要です。
リスニングで違いを比較
リスニングについては、個人的にはTOEICの方が大変なのでは?と思います。
というのもTOEICのリスニングの問題数は100問です。
対して英検準一級では、29問が出題されます。
テーマこそ違うものの、TOEICの方が負荷がかかりますね。
ただ満点の取りやすさはTOEICの方が取りやすいです。
文の難易度や総合的な英語の難易度は、英検準一の方が高い
英語の速読力と処理能力では、TOEICの方が高いレベルを求められる
TOEIC800点取得者は英検準一級に受かることができるか?
TOEIC800点以上持ってるんだけど、英検準一級受かるかな?
結論、厳しいです泣
現時点でTOEIC800点以上を取得しているけど、英検準一級受かるかな?
と疑問に思う方いるのではないかなと思います。
結論から言いますと、そのままの実力で受けたら確実に不合格になります。
これまでTOEIC用の勉強しか英語はしていないという方は、英検準一級に合格するのはなかなか難しいのです。
というも、先ほど書いた通り、英検準一級では「英作文」と「面接」が待ち構えています。
これまでTOEIC L&Rで英語を勉強していたなら、いきなり英作文を書けと言われてもかけないのではないかと思います。
どうでしょうか?なかなか厳しいのではないかなと思います。
TOEIC800超えていて英検準一級を受けたいという方は、英作文の勉強をしていきましょう。
また、面接では四コマのイラストを渡され、それについてナレーションをしたり質問に受け答えたりします。
こちらもこれまでスピーキングや英作文を勉強していなかったら、厳しいのではないかなと思います。
英検準一級の面接がどのようなもので、どうやって勉強したらいいか知りたいという方は、英検準一級面接対策の記事を参考にしてください。
英検準一級とTOEIC比較まとめ
以上がTOEICと英検準一級の比較です。
ここまでのまとめ
英検準一級はTOEIC800点くらい。
しかし、英検とTOEICには試験としての差が大きくあり、TOEIC800点の人が英検準一級に合格できるかといったら、英作文や面接があるので難しい。
それぞれの特性をとらえて勉強していきましょう!
この記事を参考にしてTOEICと英検準一級の勉強をはじめてもらえると嬉しいです。
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