
英検一級持ってる人がTOEIC受けたら何点なんだろう?
TOEIC900点以上取ってる人は英検一級に受かるのかな?

英検一級とTOEICの比較って気になりますよね。
世間的には、TOEIC900以上神!みたいな感じですが、英検一級と比較したらどうなるのか気になるところです。
英検一級に合格する人はどのくらいのTOEICスコアを取ることができるのか、
または、
TOEICで何点を取ることができれば英検一級に合格できるのか
気になりますよね。
この記事では、
- 英検一級をTOEICで換算
- 英検とTOEICの比較
- 英検一級とTOEICの勉強法
を英検一級とTOEIC965を取得している私が解説していきます。
それではいきましょう!
- 英検一級とTOEICの換算得点が分かる
- 英検とTOEICの違いが分かる
- 英検一級とTOEICの対策が分かる
英検一級をTOEICで換算してみた

まず結論をお伝えします。
英検一級はTOEICで換算すると大体「950点」となります。
なぜ950点なのかについて、個人的な経験やデータを取り入れて解説していきます。
CEFRから分析

英検一級とTOEICをCEFRという英語の指標から分析してみましょう。
CEFRとは、外国語の運用能力を、言語の枠や国境を越えて同一の基準で測ることができる国際的な指標です。
CEFRは、A1~C2の6つの等級で構成されています。
- A1/A2レベルは「基礎段階の言語使用者」
- B1/B2レベルは「自立した言語使用者」
- C1/C2レベルは「熟達した言語使用者」
CEFRによると英検一級は大体C1レベル(2630点が合格点)となっています!
TOEICでC1レベルだと、リスニングで490~・リーディングで455~となっています。

これを参考にすると、
英検一級はTOEICでいうと大体945点~ということができますね。
英検一級 | TOEIC945~ |
英検準一級 | TOEIC785~ |
英検二級 | TOEIC550~ |
英検準二級 | TOEIC225~ |
英検三級 | TOEIC120~ |
英検とTOEICの換算はこのようになります。
TOEIC900/800の難易度や英検準一級のTOEIC換算、一級の難易度について知りたい方は関連記事をご覧ください!
英検一級とTOEIC(個人的な経験)

英検一級=TOEIC950は経験的にも近いと言えます。
- 2019年1月英検1級一次合格
- 2019年2月英検1級二次不合格
- 2019年3月TOEIC965取得
- 2019年7月英検1級二次合格
TOEICには面接と英作文がないので単純に比較することはできませんが、
英検一級のリーディングとリスニングで合格者平均点を取れている方はTOEICで950以上を取得することは可能
だと思います。
英検とTOEICの違い【難易度、レベル、試験形式】


英検とTOEICって何が違うの?

大きな違いは、英作文と面接があるかないかです。
違いをしっかり把握して、どちらのテストでも対応できるようにしましょう。
ここでは、英検一級もTOEICも受験した経験のある私がそれぞれの試験の違いについて書いていきます。
英検とTOEICの単語数や難易度比較
単語数 | 技能 | 内容 | |
英検一級 | 10000~15000 | 4技能 | 学問的 |
TOEIC | 9000(スコア990まで) | 2技能(リーディング・リスニング) | 日常 |
英検とTOEICで大きく違うのは、求められている技能と問題内容です。
簡単に言うと
英検は、将来留学をする為の英語
TOEICは日常で使用するための英語
という違いです。
英検一級とTOEICのリーディング比較
英検一級の特徴としては、単語のレベルが高いことです。
参考までに、これまで英検一級で出題された単語を紹介します。
【英検一級単語】
- tally
- clamor
- awe
- stupor
- prowess

ヒィィィ難しすぎる!(自信喪失)

勉強していないと、絶対解けません笑
しかし勉強すれば確実に解けますよ!
英検一級の単語は確かに難しいですよね笑
TOEICと比較すると、壁何枚あるんだというくらい違います。
英検一級の単語の勉強法や覚え方についてはこちらの記事をご覧ください!
⇒英検一級単語のレベルとテスト診断【おすすめの英単語帳と覚え方も紹介】
長文に関して言えば、留学などの学術的な英語を鍛える英検では、速読力よりも理解力や教養が求められています。
ですので、文の難易度的にはTOEICよりも難しいと言えます。
日常の英語力を測るTOEICでは、いかに早くある程度理解することができるかの処理速度が求められています。
自分もTOEICを受ける際は、速読をかなり意識しました。
またTOEICではリーディングで点を取ることがリスニングより難しいので、TOEIC攻略にはリスニングに力を入れました。
(実際私は、リスニング495点、リーディング470点でした)
英検一級とTOEICのリスニング比較
英検一級とTOEICのリス二ングでは出題される問題が異なります。
英検とTOEICでは、
英検一級のパート1とTOEICのパート3
英検一級のパート3とTOEICのパート4
の内容が少しかぶっています。
英検一級のパート2とパート4の問題は、使われる語彙が難しくスピードが速くなっています。

英検一級リスニングで93%を取った私の勉強法は、
英検一級リスニング対策!合格点、実際の問題、各パートのコツや勉強法・参考書紹介
で解説してます。

TOEICリスニングで満点495点を取った私の記事はこちらです
TOEICリスニング対策まとめ!5つの参考書・アプリとコツ、勉強法を解説。
TOEIC950点取得者は英検一級に受かることができるか?

TOEIC950点以上持ってるんだけど、英検一級受かるかな?

厳しい事実を突きつけますが、ライティングとスピーキングの勉強をしていないと、まぐれでも絶対受かりません。
現時点でTOEIC950点以上を取得しているけど、英検受けたら一級受かるのかな?
と疑問に思っている方いるのではないかなと思います。
結論から言いますと、
そのまま受けたら確実に不合格になります。
これまでTOEIC用の勉強しか英語はしていないという方は、英検一級に合格するのはなかなか難しいのです。
というも、先ほど書いた通り英検一級では、
「英作文」と「面接」が待ち構えています。
これまでTOEIC L&Rで英語を勉強していたなら、いきなり英作文を書けと言われてもかけないのではないかと思います。
参考までに、英検一級英作文の例題を掲載します。
Is environmental protection compatible with economic growth?
- Write an essay on the given TOPIC.
- Give THREE reasons to support your answer
- Structure: Introduction, main body, and conclusion
- Suggested length: 200-240 words
どうでしょうか?
なかなか厳しいのではないかなと思います。
また、面接では英作文の様なトピックを1分間で考え2分で即興スピーチをします。
そしてそのスピーチに関する質問を受け答えします。
こちらもこれまでスピーキングや英作文を勉強していなかったら、厳しいのではないかなと思います。
英検一級の面接で合格するには、
オンライン英会話のワールドトーク (1レッスン220円で受けれる)などで対策レッスンを受けたりするのがおすすめです。
まずは自分で出来るものをやって、ワールドトークなどでスピーキング練習をしていきましょう。

英検一級二次試験の対策は
英検1級面接対策!二次試験のコツ・おすすめ教材・合格率をリアルな声で解説
をご覧ください
英検一級とTOEIC比較まとめ

以上がTOEICと英検一級の比較です。
ここまでまとめると、
英検一級はTOEIC950点くらい。
しかし、英検とTOEICには試験としての差が大きくありTOEIC950点の人が英検一級に合格できるかといったら、英作文や面接があるので難しい。
となります。
ぜひこの記事を参考にして、
「英検一級」と「TOEICの対策」
をしてもらえると嬉しいです。
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