リスニングが全然聞き取れるようにならない。
リスニングができない理由と勉強法が知りたい!
リスニングができない5つの理由と勉強法を解説します。
「リスニングでどうしても英語を日本語に訳してしまう」
「途中で追いつかなくなって集中力切れてしまった。」
「単語同士の意味は分かるんだけど、全体の意味が分からなくなる」
英語のリスニングに関してこのような「悩み」を持った方多いと思います。
自分自身も、英語のリスニングは何を何から勉強すればいいのか分かりませんでした。
「リスニングができない理由」と「正しい勉強法」を知らないといつまでもできるようになりません。
そこでこの記事では、
- リスニングの勉強法
- リスニングができない5つの理由
- リスニングにお勧めの教材
をTOEICリスニング満点・英検一級リスニング93%の私が解説していきます。
リスニングを聞き取れるようになりたい方は必読です!
リスニングの勉強法【聞き取れない5つの理由】
リスニングって全然聞き取れるようにならない。
リスニングができない5つの理由を解説します。
リスニングができない5つの理由
- 英語の発音を理解していない
- 音をつながりで聞き取れていない
- 文法やコロケーションの知識が生かせない
- 長い文についていけない
- 音からイメージを作れていない
リスニングができない理由としては大きくこの5つがあげられます。
それではこの5つの理由について詳しくひとつずつ解説していきます。
リスニングのおすすめ教材は、下記記事で詳しくまとめています。ぜひご覧ください。
TOEICや英検におすすめのリスニング教材はどれ?
それぞれおすすめの勉強法と教材を紹介します。
「英検に効果のあるリスニング教材はどれ?」
「TOEICに使えるリスニングの勉強法を知りたい」
という方は、下記記事をご覧ください。
英語の発音を理解してない
一つ目のリスニングができない理由は、英語の発音を理解していないことです。
ご存知かと思いますが、英語は日本語とは発音が全く異なっています。
日本語のカタカナ発音では、英語は発音されません。
例えば、McDonald`sだと「マクドナルド」と日本では発音されています。
しかし英語では「 マックダーノー 」(最初のマックは短く、ダは強く)と発音されます。
このように単語の正しい発音を知らないと、知っている単語でも聞きとれません。
確かに知ってる単語でも、正しい発音を知らないとききとれないね。
そうなんです!
実際に日本語と英語の音の数はかなり差があります。
どのくらいの音を違いとして認識できているか数値をだすと、
- 日本語にある音の数は約70個
- 英語の発音の数は約500個以上
と言われています。
英語の方が全然多いじゃん。発音やらなきゃやばそうだね。
発音は絶対やった方がいいね。
話せないものは聞き取れないっていうし。
発音の勉強をしていきたい!という方は、詳しくまとめている記事があるのでそちらをご覧ください。
音をつながりで聞き取れていない
二つ目の理由は、音をつながりで聞き取れていないことです。
文の中で音をブロックとして区切って理解することができていない状態です。
例を挙げると、Could you tell me a little bit about yourself?という文があったとします.
英語の発音だと、「くじゅうてるみぃぁりろぉぅびぃあばぁうちゅぉせぇぅふ」となっています。
ブロックで分けると、 Could you /tell me/ a little bit/ about yourselfとなります。
この文だと特に、Could you とa little bitがつながりまくってますね。
英単語同士の発音のつながりを「リンキング」といいます。
このようにandなどは、はっきりと「アンド」と発音されず前後の文とつながって発音されていますよね。
単語の発音を覚えて、リンクする発音を実践で覚えていきましょう。
単語・文法やコロケーションの知識が生かせていない
3つ目は、文法やコロケーションの知識が生かせていないということです。
単語と文法は英語の基礎なので、絶対やりましょう!
文法などの知識は、リスニングでももちろん使えます。
というのも、リスニングで単語や文法などの知識を使えると、予測しながらリスニングをすることができます。
例えば、文中でpreventという単語が出てきたら、from~ingが出てくると予想しながらリスニングができます。
文法やコロケーションの知識をつけると、ブロックを把握する力も身につきます。
英単語帳と英文法のおすすめの参考書は、下記記事でかなり詳しくまとめました。ぜひチェックしてくださいね。
長い文についていけなくなる
文が長くなってくると、どんどん集中力がなくなってきて瀕死状態になる。
長い文でもいかに処理速度を上げて、脳内にとどめておくことができるかが重要ですね。
4つ目は、長い文についていけなくなるです。
長い文を聞いていると、集中力がなくなったり、文のブロックを把握できなくなったりしてしまいますよね。
短文は聞き取れるようになったけど、長文になると脳に情報をとどめておくことができなくなり一気に意味が分からなくなる。
この段階では、いかに発音される文字を脳内にとどめえおく勉強が必要になります。
この力は「リテンション」と言われています。
リテンションを鍛える勉強法は後で解説します!
音からイメージを作れていない
最後に、挙げられる理由は音からイメージを作れていないということです。
英語を勉強する際に意識しているのが、イメージを身に着けること。
— げんそー@純ジャパバイリンガル早大生 (@gensoueng) July 31, 2019
イメージ即英語
母語である日本語を使ってるときは、日本語とイメージがゼロ距離になってる。(日本語即イメージまたはイメージ即日本語)
英語も同じだと思っていてイメージからすぐに英語を作ること英語からすぐにイメージを作る
イメージを構成していく感じで、リスニングをしましょう。
例えば以下の例文でやってみましょう↓
“Zara demonstrated her athletic prowess by becoming the youngest player ever to win a national tennis tournament. “
脳内でイメージを作り、単語が追加する情報を脳内にとどめながらリスニングをしましょう。
英文はだんだん情報が後から付け足されていきます。
プラスしていく感覚を身に着けて、イメージを作っていきましょう。
リスニングができない理由は分かった。
勉強法がしりたいな。
TOEICリスニング満点・英検1級リスニング93%のリスニング勉強法を解説します。
リスニングの苦手を克服する本質的な勉強法
それでは、リスニングの勉強法を解説していきます。
先ほどのリスニングができない5つの理由から、3つを取り上げて勉強法を紹介します。
- 英語の発音を理解していない
- 音をつながりで聞き取れていない
- 文法やコロケーションの知識が生かせてない
- 長い文についていけない
- 音からイメージを作れていない
「発音を理解できない」「文法やコロケーションの知識が生かせない」という方は、先ほど紹介したリンク先の記事で学習を進めてください。
ディクテーション
ディクテーションは、「聞き取れないところはどこなのか」について知ることができるリスニングのトレーニング方法です。
特にリスニング初心者の方におすすめのリスニング勉強法です。
ディクテーションは音のつながりを識別する練習になります。
自分の弱みや抜けをディクテーションによって把握することができます!
ディクテーションで自分が聞き取れなかったのは何が問題だったのかを特定することができます。
- 文字は分かるけど発音はわからない
- 単語自体知らなかった
- コロケーションが分からなかった
- 文法が抜けていた
- 音のつながりを聞き取れなかった
リスニングでこのような悩みを持った方は、「ディクテーション」から始めてみましょう。
ディクテーションは、「自分の弱みを確認」するのに最適な学習方法です。
ディクテーションの勉強方法はどうすればいいの?
4ステップで勉強していきましょう。
勉強ステップは4ステップでやりましょう
- まずは音声を聞き取る(書きとらなくてok)
- 主語と動詞、目的語を書きとる
- それ以外の部分を書きとる
- スクリプトを見て答え合わせ
ディクテーションはかなり効果ありそうだね。
でも書きとるのって時間かかるし、労力結構使いそう泣
紙だと電車の中とかのスキマ時間で学習できないし、大変なんです。
そこでおすすめなのがスマホアプリです。
ディクテーションをやってみたい!という方は下記記事をご覧ください。
こちらの記事では、スマホから簡単にディクテーションができるアプリを紹介しています。
シャドーイング
ディクテーションの次は「シャドーイング」をしましょう。
シャドーイングとは、音声の後に続いて自分も発音していく勉強法です。
シャドーイングのメリットは5つあります!
シャドーイングのメリット
- 発音が向上
- 長い文でも集中できるように
- 英語のトーンやテンポに慣れる
- 集中して聞くことができるようになる
- 音のつながりを聞き取れるようになる
シャドーイングは、ディクテーションとは違い実際に発音するので発音力が向上します。
ディクテーションは、「聞き取れない理由を分析」するためのトレーニングでした。
シャドーイングは「聞き取れないを聞き取れるようにする」トレーニングです。
書きとる必要がないので、ディクテーションと比較して長い文を練習することができ集中力を保つ効果もあります。
そして、実際に発音するので長い文で、英文のトーンやテンポに慣れ、音のつながりを学習することができます。
ただしシャドーイングは、リスニングを始めたばかりの方がやるとかなり苦戦します。
まずはディクテーションをしてある程度ゆっくりとした音声なら聞き取れるようにしましょう。
中級者以上におすすめのトレーニングなのか?
勉強法はどうすればいいの?
シャドーイングも4ステップでできます。
シャドーイングの勉強のステップは、4ステップでやりましょう。
- 全体を聞き取る
- 全体をシャドーイングしてみる
- 部分部分で区切ってシャドーイング
- 全体をシャドーイング
全体⇒部分⇒全体でシャドーイングをしていくと効果のあるシャドーイングができます。
シャドーイングもスマホアプリで出来ます。
おすすめアプリは↓
スマホからシャドーイングを学習したいという方はシャドーイングアプリについてまとめている記事をご覧ください。
リスニングは勉強法次第で聞き取れるようになれる
以上がリスニングの学習方法です。
もう一度おさらいすると、リスニングができない理由は5つです
リスニングができない5つの理由
- 英語の発音を理解していない
- 音をつながりで聞き取れていない
- 文法やコロケーションの知識が生かせない
- 長い文についていけない
- 音からイメージを作れていない
リスニングに使える教材を知りたい方は↓の記事で解説しています。
下記記事では、大学受験・TOEICなど目的別におすすめのリスニング教材を解説しています。
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