英検3級のリーディング・長文のコツは?知っておくべきポイントをまとめました

英検3級のリーディング・長文のコツは?知っておくべきポイントをまとめました英検3級

英検3級は「リーディングで時間がなくなった」という声も多い試験です。そういう人にはライティングから取り組むことをおすすめしますが、それでもリーディングにかける時間が少ないのは事実です。

そのためリーディングでは「いかに速く答えを見つけ出すか」という点がとても重要になってきます。特に長文読解は読む文量も多く、本文を上から読んでいくだけでも時間がかかりますよね。さらに設問と本文を往復しながら読んでいると、どんどん時間がなくなってしまいます。

ここでは長文を読む際のコツやポイントをご紹介します。意識しておくと解くスピードが変わり、1問あたりにかかる時間が短くなるはずです。時間配分についても解説しますので、参考にしてみてください。




英検3級 リーディングの問題数と時間配分

英検3級の一次試験は75分で、筆記試験が50分、リスニングが25分となっています。つまりリーディングとライティングは、合わせて50分という短い時間の中で解く必要があります。見直しの時間として5分を確保すると、実質45分で解ききらなければなりません。

ライティングを10分で終わらせると仮定すると、リーディングにかけられる時間は35分です。これを軸に時間配分を考えてみましょう。

穴埋め問題

リーディングは大問3つに分かれていて、うち2つは穴埋め問題です。大問1は15問、大問2は5問の穴埋め問題が出題され、計20問となっています。

ここで必要なのは語彙力と文法知識で、知っていればすぐに解けるものも多くあります。そのためできれば10分、時間をかけたとしても15分で解ききるのが理想です。1問あたり30秒前後で解くと考えると、スピード勝負ということがよく分かりますね。

ただ、そもそも語彙や文法などの知識を試される問題は「時間をかければ解ける」というものではありません。分からない問題はあきらめて次に進むというのも、選択肢の1つです。気になる問題には印をつけておき、見直しの時間を利用して解き直しても良いでしょう。

長文を読む際にはある程度の時間確保が絶対に必要なので、ここで可能な限り時間を短縮しておくしかありません。

長文読解

大問3の長文読解は、さらに3-A・3-B・3-Cに分かれます。それぞれ長文+設問という構成になっており、問題数は合計20問です。また、設問数は3-Aが2問・3-Bが3問・3-Cが5問となっている場合が多く、長文の長さと問題数が比例しています。

先の時間配分でいくと、長文読解に使うことのできる時間は20分〜25分です。1問あたり1分という計算ですが、長文を読む時間も考慮するとかなりシビアな設定ということが分かりますね。ただ読んでいくと時間が足りなくなりますが、かといってあきらめてしまうわけにもいきません。そのためコツを押さえた読み方を習得する必要があるのです。

英検3級 リーディングの合格点

「リーディングで何点取れば合格できるのか」という点が気になる人は多いと思いますが、英検では現在CSEスコアが用いられています。そして英検3級における一次試験の合格基準スコアはリーディング、リスニング、ライティングの合計で1103点となっています。

各技能それぞれの満点スコアは550点ですが、このスコアはあらかじめ「1問○点」と決まっているものではありません。全ての採点が終わった後に、試験の形式や難易度に応じてスコアが調整されます。そのため受験者自身が自己採点でスコアを割り出すことはできないのです。

つまり「何点取れば合格」あるいは「何問正解すれば合格」ということは分からないのです。そこでまずは目安として6割ほどの正答率を目指しましょう。ちなみに同じリーディングの問題であれば、どの問題で正解してもスコアへの影響は変わらないので、穴埋め問題も長文読解も同様に扱われます。

英検3級の難易度や合格率等については、こちらの記事で詳しく解説しています。

英検3級 長文読解のコツやポイント

上述の通り大問3は3-A・3-B・3-Cに分かれており、それぞれ出題形式が異なります。ここではそれぞれの形式の特徴を始め、解く際のコツやポイントをご紹介します。

掲示文

ほとんどの場合、3-Aは掲示板や案内文などの問題です。文量は比較的短めですが数字や曜日などが多いため、正しい情報を慎重に見極めてください。

ポイントはタイトル→設問→本文の順に読んでいくこと。最初にタイトルを読むことで、何について書かれた文なのか分かります。例えば「Special Event」と書かていれば、特別なイベントについて書かれたお知らせだろう、と予測をつけて読み進めることができます。

次に設問を見ることで、本文中のどこに注目すべきかが分かります。「誰が」という問題であれば人に関する内容に注目し、「いつ」という質問であれば曜日や時間などに注目すれば良いですね。本文中に答えの根拠となる部分を見つけたら下線を引いておくと、見直しの際の参考にもなります。

また、設問の順番と本文中にある答えの順番は一致しています。そのため2問目を解く際は、1度下線を引いた箇所より後の部分をしっかり読みましょう。

長文の読み方についてさらに詳しいテクニックを学びたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

Eメール

3-BはEメールに関する問題で、2〜3通のメールから読み取れる内容についての設問があります。メールの内容は多くの場合A・Bという2人の登場人物のやりとりです。

掲示文と同様に、まずは話題となっている内容をつかんでおきましょう。Eメールの場合は本文の前に情報が多く含まれていて、以下の内容を一気に確認することができます。

・「To」と「From」から登場人物を把握する

・日付から時間の流れをつかむ

・件名からメールの概要を推測する

つい本文から読みたくなってしまうところですが、宛先や日付などは最初に一読しておきましょう。特に人物の把握は大切で、本文中の「I(私)」が誰を指しているか分かっていないと、混乱してしまうことがあります。

その上で設問に目を通してください。先に登場人物を把握しておくと、メールの送り手に関する質問なのか、それとも受け手に関する質問なのかがすぐに分かりますよ。

また、掲示文と同様に設問の順番と本文中の答えの順番は一致しています。そのため1問目の答えは最初のメールに、最後の答えは最後のメールにある場合が多いです。どうしても時間がない場合は、このように当たりをつけて読み進めても良いでしょう。

手紙文

3-Bの問題は、以前は手紙文でした。ただ、近年はEメールの問題に変わっています。今後も手紙文に戻る可能性は低いかと思われますが、解き方についてはEメールの場合とほぼ同じです。

差出人や宛先、日付を確認してから設問を読み、本文に入りましょう。

説明文

3-Cでは、長めで読み応えのある英文が登場します。また、難易度の高い単語については注釈がついている場合もあります。

読む順番は掲示文やEメールと同様に、タイトル→設問→本文です。基本的な解き方については3-A・3-Bと変わりませんが、先の2つと異なるのは最後の問題です。

ここでは「What is this story about?」のように本文全体の要旨を聞かれる場合があります(100%ではありません)。もちろん1〜4問目を解きつつしっかり本文を読んでいれば分かることも多いです。ただ、最後の問題ということで時間がなくなり、ゆっくり考えている時間がない可能性もあります。

どうしても時間がない場合は、各段落の1文目だけでも目を通しましょう。説明文は内容ごとに段落分けがされているので、段落が変わると話題も変わります。段落の内容を追っていくと、何について書かれた文なのかという理解がしやすいですよ。

長文読解の学習方法

まずは長文を読み慣れるために、何度も演習をしましょう。英検3級の問題に慣れていない人は、過去問から挑戦することをおすすめします。中でも「英検3級 過去6回 全問題集」(旺文社)には丁寧な解説や音源もついているので、学習する際に役立ちます。

長文をとにかく鍛えたいという人は「英語長文レベル別問題集 1超基礎編」(東進ブックス)もおすすめです。

英検に特化した問題集ではないものの、英検3級と同レベルの問題を多く扱っています。

問題演習に取り組む際は、以下の点を意識してください。

・時間を測って取り組む

・分からない単語は途中で調べず、意味を推測しながら読む

・解説を丁寧に読み、なぜその答えになるのか理解する

・知らなかった文法や単語は、書き出しておくなどして覚える

手当り次第に問題を解いていけば読めるようになるというものではありません。あれもこれもと挑戦するのではなく、解説をしっかり読んで文法や単語の理解も深めながら、1冊の問題集をやり込みましょう。

時間を意識した演習も早めに取り入れましょう。まずは普通に解いたらどのくらい時間がかかるのか測り、理想とのギャップを確認してください。正しい学習を重ねていけば必ずスピードは上がるので、「あと○分速く読む」など目標を定めると良いですね。

また、知らない単語が多いほど英文を読むのに苦労するので、語彙力を上げるための対策も早めに始める必要があります。もちろん長文読解では、ある程度の単語推測力も必要です。だからこそ問題演習の途中で単語を調べることはやめ、意味を推測しながら読むようにすべきです。

ただ、知らない単語だらけでは推測することもできません。そのため英検3級に必要な単語はしっかり身につけておきましょう。「でる順 パス単」(旺文社)など、単語帳の利用も有効です。

英検3級の長文読解は時間との勝負

英検3級は「使える英語の登竜門」と言われる通り、基本的な英語力が問われます。とはいえ限られた時間の中で、二次試験も合わせて4技能全てが審査されるため、決して楽な試験ではありません。

その中でもリーディングは、特に時間との戦いになる分野です。長文読解は順番を考えながら読むことで、効率よく問題を解いていきましょう。普段から時間配分を意識した問題演習を重ねることも大切です。

合わせて語彙力を鍛えることも忘れないでください。単語は1日でいくつも覚えることはできないので、早い段階から少しずつ継続して学習することが必要です。

ぜひリーディングのコツを押さえ、自信を持って本番に臨んでください。

まずは語彙力アップを目指したい人はこちらの記事を参考にしてください。

英検3級対策におすすめの参考書はこちらにまとめています。

ライティングを速く終わらせてリーディングに時間を使いたい人はこちらをご覧ください。

この記事を書いた人
げんそー

純ジャパバイリンガル早大生/高校時代英語全国1位、TOEIC965点、英検1級/ 純ジャパ・留学経験なし・海外経験なし・凡人でも独学で英語をマスターする方法について発信/17000語覚えた英単語暗記法&正しい努力で超効率的な勉強をする方法▶︎noteへ

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