英検3級ライティング完全攻略!点数や書き方のコツについても解説!

英検3級ライティング完全攻略!点数や書き方のコツについても解説!

英検3級のライティングは2017年に始まりました。他の問題と違ってマークシートではなく記述式であるため、苦手とする人も多い分野です。

ただ、ライティングの採点基準はさほど厳しくありません。問題のパターンもある程度限られているので、対策をしておけばしっかり点数につながる分野でもあります。

ここではライティングに関する基本情報と、コツや対策方法について紹介していきます。

目次

英検3級 ライティングの配点

ライティングの配点は16点(CSEスコアだと550点)です。実はこの点数はリスニングやリーディングと同じであり、一次試験全体の3分の1を占めていることになります。

そのため仮にリスニングやリーディングが満点であっても、ライティングで0点を取ってしまうと絶対に合格できません。

ライティングは内容・構成・語彙・文法という4つの観点から採点され、それぞれ4点ずつの配点です。ミスがあると減点される方式ですが、具体的な減点ルールは明らかにされていません。ただ、採点時に見られている内容は明示されているので、ライティングの練習をする際の目安としてください。

また、英検3級の総合的なレベルや合格率についても把握しておく必要があります。詳しくは下記記事もご覧ください。

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まず内容面については、問題と答えの文が対応しているか、並びに自分の考えと理由を2つ記しているか、ということ。

「好きな季節はなんですか」と聞かれているのに「海で遊ぶことが好きです」と答えてはいけない、ということですね。理由を2つ書くように指示があるので、1つしか書けなかった場合も減点対象となります。この辺りは問題文にも注意書きがあるので、きちんと確認しておきましょう。

構成面では、接続詞などを効果的に使って論理的に書けているか、ということ。

文の羅列でもある程度点数はもらえますが、より分かりやすく論理的な文にすることを意識してください。意外とやってしまいがちなのは、本筋に関係のない内容を書いてしまうことです。余計な情報が多すぎると分かりにくい文になってしまうので、注意が必要です。

語彙の面では、単語の使い方は正しいか、スペルミスがないか、ということ。

スペルミスが減点対象となるのはもちろん、使われている単語が適切かどうか、という点も見られます。そして気をつけてほしいのは日本語、例えば「suikawari」(スイカ割り)ですが、これを使うこと自体は問題ありません。ただ、その場合は後ろにスイカ割りの説明を英語で書いておくなど、きちんと説明を添えることが求められます。

最後に文法面では、正しい文法で書けているか、ということ。

時制をそろえたり、主語に合わせた動詞を使ったりと、細かいところにも気を配りましょう。ミスを少なくするためには、なるべく簡単な文を使うことも大切です。質問文をアレンジして答えの文を作るなどの工夫もできますよ。

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英検3級 ライティングのポイント

まず気をつけなければならないのは、ライティングにかける時間です。ライティングは問題文の最後に載っているため、「時間がなくて何もかけなかった」という恐れが高い問題でもあります。

リーディング問題でどうしても時間がかかってしまうという人は、先にライティング問題に取り組むのも良い方法です。ライティングで点数を取らないと合格はできないので、必ずライティングにかける時間を確保しましょう。

次のポイントは語数で、3級には25〜35語という目安が示されています。目安なので多少の増減は問題ありませんが、極端に超えてしまうと減点の可能性があるので注意してください。逆に語数が足りずに困った場合は、「5W1H」、つまり「いつ」「どこで」「誰」などの内容を追加する、例を挙げるなどの工夫をして調整しましょう。

大幅に語数が超過した、あるいは語数が足りない場合でも0点となることはありませんが、なるべく減点されるリスクは避けておきたいですね。

そして、構成のテンプレートを身につけておくこともポイントです。基本的に自分の考えと2つの理由を答える問題なので、「主張+理由1+理由2」という形で文を作ると書きやすいですよ。主張が問題に対応していない場合は0点となる可能性があるので気をつけてください。

また、主張と理由に一貫性を持たせるよう意識しましょう。「春が好き」という主張を立てているのに「花粉症が辛い」という理由があると、論理的な文ではありません。日本語ではあまり起こらないミスですが、英文では意外と起こることがあります。1度全体として筋が通っているか確認してから書くと安心です。

英検3級 ライティングの対策

過去問・予想問題でパターンを学ぶ

最初に過去問を使ったトレーニングを行い、試験形式に慣れましょう。ライティングの試験形式にはあまりバリエーションがないため、過去問をいくつも解いているうちに答え方のパターンが身に付いてきます。

初めのうちはなかなか書けないかもしれませんが、解答例が必ず載っているのでしっかり確認してください。実際に解答例を見て、その文言をアレンジしながら自分で書いてみるのも良い練習になります。予想問題も同じように取り組むことができますので、練習を重ねながら文の構成力を上げていってください。

一次試験全体を網羅した過去問集や予想問題集でも十分ですが、「英検3級 ライティング問題」(旺文社)はライティングに特化した学習ができます。

チェックリストを使った振り返りや、良くない解答例も載っているので、一通りやり込めばかなり力がつくはずです。

英作アプリでチェック項目をおさえる

また、スキマ時間を上手に利用したい人や、机に向かう時間が取りづらい人はアプリの利用もおすすめです。自分のレベルに合わせた問題が出る他、ゲーム感覚で楽しく取り組める要素が多いのも魅力です。自動採点の機能やフィードバック機能がついているものもあり、自分の解答を客観的に見ることができます。

ただ、文字は手書きでなく入力方式ですし、紙に書いたときにどのくらいの長さになるか分かりにくいという面もあります。そのためアプリだけで学習を完結させると、本番は戸惑ってしまうかもしれません。本番を意識した練習は問題集などを使って行い、アプリは英作に必要なフレーズを学ぶ、瞬間的に答える力を養うという目的で利用すると良いでしょう。

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1回2分ほどの講義でキーフレーズを学び、クイズ形式で自分の力を試し、丁寧な解説で理解度を高めることができます。スピーキング力をAIが評価するシステムもあるので、二次試験対策にもつながりますよ。

他にも英作アプリはいろいろあるので、こちらの記事も参考にしながら自分に合ったものを見つけてください。

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オンライン英会話で瞬発力を身につける

「主張を立てるのに時間がかかる」「書きたいことが全然思い浮かばない」という人には、オンライン英会話も効果があります。英会話とライティングはつながらないと感じる人もいるかもしれませんが、「質問に対して素早く考え、答える」という重要な点が共通しています。

オンライン英会話は、まさにこの点、つまり質問に対する瞬発力を鍛えるのにうってつけです。基本的に一対一で進めるため、自分に合ったアドバイスを受けられるのも安心ですね。

近年オンライン英会話は増えていますが、ここではKiminiiオンラインをおすすめします。英検3級合格コースという英検に特化したコースがあり、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能をバランス良く学ぶことができるのです。

もちろん3級合格を目標としているため、出てくるフレーズや単語は3級で使うものばかりです。予習や復習用の教材もあるので、レッスン時間以外もしっかり学習を進めることができます。

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語彙力を高めて言いたいことを英語で表す

こうしたライティング練習と並行して行いたいのが、語彙力のアップです。いくら文の構成力や瞬発力が身に付いていても、語彙力が不足していると思うように文が書けません。「英語で何て言うか分からないから、知っている言葉に言い換えよう」などと考えていると時間のロスにもなりますし、不自然な文になってしまうリスクが上がります。

逆に言うと、単語や表現を知っていれば言いたいことをそのまま英語に直すことができるのです。すると短い時間で英文を作ることができますし、自然な表現になりやすいです。

とはいえ日常で使わないような難しい単語まで覚える必要はありません。こちらに英検3級のライティングで使える表現をまとめましたので、一通りチェックしてみてください。ライティングスキルを身につけながら語彙力・表現力も高めておけば、少ない時間で高得点を取ることも可能ですよ。

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自信を持ってライティングに臨むために

まずは答え方のテンプレートを身につけること。「主張+理由1+理由2」の構成で、接続詞などを使った論理的な文を心がけましょう。問題集を使った演習を重ねていけば、慣れて書けるようになりますよ。

文を書く時は、シンプルかつ正確に書くようにしてください。文法の間違いは減点につながってしまうので、間違えにくい文で書くことがポイントです。使える表現をいくつも知っておくと、とても書きやすくなるはずです。

また、ライティングは正確な自己採点が難しい分野です。そのためできるだけ第三者目線のアドバイスがもらえると安心ですね。アプリでも個人の解答に合わせた採点ができますし、オンライン英会話などを活用するのも有効です。

ライティングは1問しかないにも関わらず一次試験の点数の3分の1を占めるという、かなり配点の高い問題です。ただ、リスニングやリーディングに比べると、満点が取りやすい分野と言うこともできます。

問題に即した主張を立て、接続詞などを使いながら主張と矛盾しない理由を2つ書き、スペルミスや文法間違いをしなければ、減点はありません。時間配分や語数の調整だけは意識してくださいね。

ぜひしっかり対策をし、英検3級合格をつかんでください。

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この記事を書いた人

純ジャパバイリンガル早大生/高校時代英語全国1位、TOEIC965点、英検1級/ 純ジャパ・留学経験なし・海外経験なし・凡人でも独学で英語をマスターする方法について発信/17000語覚えた英単語暗記法&正しい努力で超効率的な勉強をする方法▶︎noteへ

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