英検5級の文法を攻略!どの範囲の文法が出るの?

英検5級の文法を攻略!どの範囲の文法が出るの?

英検5級のリーディングでは文法問題も出題されます。目安としては中学校の初級レベルで、主に中学1年生で学習する文法がメインです。そのため英語の基礎部分とはいえ、中学1年生以下の受験者にとっては初めて知る内容も多いでしょう。

かといってやみくもに文法の学習をしても非効率的です。あらかじめ範囲となる文法を知っておき、見通しを立てて学習を進めてください。

ここでは英検5級で出題される文法範囲をまとめてご紹介します。文法ごとのポイントや学習時におすすめの教材も合わせて解説していきますので、参考にしてください。

英検5級の総合的な学習方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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目次

英検5級の文法一覧と例文

まず、英検5級で出題される主な文法を一通り紹介します。現段階でどのくらい理解できているか確かめてみてください。

現在形

He likes music.(彼は音楽が好きです)

一般的な英語の文型ですが、特に知っておきたいのはいわゆる「三単現のs」です。主語が「He」や「She」、あるいは「Tom」などの三人称(私とあなた以外)かつ単数、現在形の場合は動詞の後ろに「s(es)」が付くというものですね。

これは特に小学生にとってはなかなか覚えづらく、大人にとっても教えづらい部分です。無理に教えて英語嫌いになることがないよう、参考書などを上手く使って乗り切りましょう。

否定文・疑問文

I’m not a teacher(私は教師ではありません).

「not」を入れることで否定文となり、「〜ない」と訳すことができます。一般動詞を使う場合は、「do」を加えて「I do not (don’t)〜」という形にします。

Are you a teacher?(あなたは教師ですか?)

be動詞を先頭にし、最後に「?」を付けることで疑問文を作ることができます。こちらも一般動詞を使う場合は「Do」を加えます。「Do you (play)〜?」のように「Do」の後ろは語順が変わらず「主語+動詞」のままなので注意してください。

否定文や疑問文を学ぶ前に、be動詞と一般動詞の違いを理解しておくと良いですね。疑問文の場合は答え方も合わせて確認しておきましょう。

命令文

Sit down.(座ってください)
Don’t sit down.(座ってはいけません)

基本的には主語を省略した形で命令や指示を表すことができます。ただ、「Don’t」を使った禁止文、be動詞の命令文、​​「Let’s 〜」を使った表現などいくつかのバリエーションがあります。ルール自体は難しくないので、形に慣れていきましょう。

現在進行形

He is playing soccer.(彼はサッカーをしています)

基本の形は「主語+be動詞+動詞のing形」で「(主語)は〜しています」という意味になります。主語とbe動詞の関係が身に付いていれば、形を作ることは難しくないはずです。

否定文にする時は「be動詞+not+動詞のing形」になること、疑問文にする時は「Be動詞+主語+動詞のing形〜?」になることも合わせて覚えておいてください。

助動詞can

She can speak English.(彼女は英語を話すことができます)

助動詞「can」を入れることで、「〜できる」という意味を表すことができます。「can」の後ろは動詞の原形になることに注意しましょう。

否定文は「can not」、疑問文は「Can (you) 〜?」という形になるので、答え方も含めて確認しておくと安心です。

疑問詞

When is your birthday?(あなたの誕生日はいつですか)

「いつ」「どこ」「誰が」などのように、YesやNoでは答えられない疑問文を作るのが疑問詞です。疑問文の中でも出題頻度が高く、適切な疑問詞を選ぶ問題や答え方を選ぶ問題が、これまでも多く出題されています。

「疑問詞+疑問文」という基本の形を押さえつつ、それぞれの疑問詞が持つ意味をしっかり覚えておきましょう。主な疑問詞は以下の8つです。

疑問詞問われる内容
what
whichどちら(どれ)
whereどこ
whenいつ
who
whose誰のもの
whyなぜ
Howどのように

代名詞

This pencil is mine.(この鉛筆は私のものです)

人を表す代名詞には主格、所有格、目的格、所有代名詞の4種類があり、適切なものを選ぶよう求められることがあります。それぞれの代名詞がどういう変化をするのか覚えておきましょう。

英検5級 文法範囲の学習方法

文法の出題範囲が分かったところで、対策方法をご紹介します。現段階での理解度に合わせて、大きく2パターンの学習方法があります。

参考書で理解を深める

​​あまり文法知識がない場合は、いきなり問題に取り組んでも手応えを感じにくいです。参考書を使って、焦らず1つずつ確認していきましょう。問題演習がしっかりついている参考書を選ぶと、知識を定着させながら進めることができます。

この本では文法用語は使わずに、文法知識を身につけることができます。イラスト付きなのでイメージしやすく、感覚的に学びやすいですよ。英検5級の内容が網羅されているので、中学生以上の人が使っても十分効果はあります。

1つのテーマを学習する際に、読んで理解する力だけではなく、聞く力や話す力、書く力まで総合的に身につきます。文法をしっかり学びながら英語に必要な4技能をバランスよく鍛えることができるので、英語の土台作りにはもってこいです。

文法を丁寧に学ぶことができる上、問題演習も豊富な1冊です。解答解説も分かりやすく、初心者にも学習しやすいつくりになっています。マークシートや暗記ブックなどの付録も充実しているので、初めての試験に不安がある人も安心して使うことができますよ。

また、子どもの英検受験をサポートする保護者には世界一分かりやすい英文法の授業(KADOKAWA)をおすすめします。

内容としては英検5級以上のレベルになりますが、文法の根幹がよく分かるため、子どもから質問された時に答えやすくなります。

こちらの記事ではお得に購入する裏技も紹介しているのでぜひご覧ください。

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文法の形に慣れる

ある程度5級の文法が理解できている人は、問題演習をする中で文法の形に慣れていきましょう。

まずおすすめしたいのは、過去問を何度も解くこと。問題をいくつも解く中で、覚えた内容が「使える知識」として定着していきます。2021年度版 英検5級 過去6回全問題集(旺文社)は、訳や解説が丁寧な上、リスニング音声も付いているので便利です。

別の方法として、定型文を覚えるのも有効です。例えば現在進行形の場合、「主語+be動詞+動詞のing形」と覚えるよりも「He is playing soccer.」を覚える方が簡単ですね。定型文を覚えて文の構造を理解してから、文法的な仕組みを学ぶというやり方もできます。

この時の注意点として、定型文を覚える際は必ず音読も行うこと。見ているだけでは覚えられませんし、発音が伴わないとリスニングでは役に立ちません。しっかり声に出して覚えていきましょう。

英検5級の文法をまとめて身につけよう

文法知識はリーディングではもちろんのこと、リスニングでも必要となります。特に疑問詞はリスニングの重要なキーワードとなることも多いので、しっかり覚えておきましょう。

また、英検5級で出題される文法範囲は、その後の英語学習における大切な基礎となる知識です。参考書を使って丁寧に文法理解を深める、あるいは問題演習を繰り返しながら知識を定着させるようにしてください。積み残しがないよう、この機会にしっかりまとめて覚えておきましょう。

総合的な学習方法を見直したい場合はこちらの記事が参考になるはずです。

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この記事を書いた人

純ジャパバイリンガル早大生/高校時代英語全国1位、TOEIC965点、英検1級/ 純ジャパ・留学経験なし・海外経験なし・凡人でも独学で英語をマスターする方法について発信/17000語覚えた英単語暗記法&正しい努力で超効率的な勉強をする方法▶︎noteへ

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