英語において土台となる文法知識。TOEICの場合も例外ではありません。
必ず出題される文法問題を解く時と、厳しい時間制限の中で長文読解をする時に特に重要です。
文法は、TOEICスコアに直結する要素なのです。
ただ「文法学習は面倒」「わかりにくくて苦手」という人が多いのも事実。
日本人にとって英文法は理解しやすいものではありません。そんな人にお勧めなのがTOEIC文法アプリです。
無料のものもあり、スマホがあればどこでも気軽に学習できる、と人気の学習方法。
さらに有料アプリを使うと、豊富な講義動画や演習問題を通じて効率的にスコアアップを狙えます。
この記事では、文法アプリの選び方解説やお勧めアプリ紹介をしていきます。内容の充実した文法アプリを使って効果的にTOEIC学習をしてください。
TOEICで目標スコアを叩き出すために文法はどれくらい重要か知ってる?
TOEICで目標スコアを目指すなら、英文法は必要不可欠な要素です。TOEICテスト全体で必要ですが、特にリーディングセクションであるPart5〜7で重要な役割を果たします。
- Part 5 短文穴埋め問題
- Part 6 長文穴埋め問題
- Part 7 長文読解問題
Part 5と6では、文法の穴埋め問題が出題されます。ここでは、品詞、動詞、前置詞、関係代名詞など広い範囲の文法知識が必要になります。
ただ、文法問題は出題パターンを押さえれば正解できます。問題の傾向が決まっているため、繰り返し演習問題に取り組めば解けるようになるからです。TOEICで出題される単語や熟語を全てカバーするよりも、ずっと簡単にマスターできます。
またPart 7の長文読解問題では、問題文を素早く読んで内容を理解する必要があります。Part 7は問題文が長く、800点取得者でも全問を解けないことがあるほど難易度が高いパート。スピードが命です。
スピーディーに読解するには、文法知識が必要不可欠です。単語の意味がわかっても、文章の構造が理解できないと読解に時間がかかるからです。
TOEIC文法アプリで満足のいく知識が得られる?
TOEICの文法アプリを正しく使えば、文法知識を十分に得られます。前述した通り、TOEICの文法問題には決まった出題傾向があり、それを押さえればスコアアップを狙えるからです。
TOEICに出てくる単語や熟語も、ビジネスシーンを意識したものが多いという特徴があります。そのため、TOEICに特化した内容を収録したアプリだと特に高い効果を期待できます。
TOEICを受けたことがない人や久しぶりに英語を勉強する人には、TOEIC特化型ではない文法アプリもお勧めです。文法は英語の土台となる要素なので、中学英語から復習して基礎的な文法知識を定着させるとよいでしょう。
文法アプリの中には、講義と模試を両方受けられるものもあります。内容が充実したアプリを使えば、TOEICのスコアアップに役立つ文法知識を豊富に得られます。
TOEIC文法アプリで学ぶメリットは?
TOEICの文法をアプリで学ぶメリットとして、このような例があります。
- どこでも手軽に勉強できる
- 通勤・通学時間などのスキマ時間で勉強できる
- たくさんの演習問題を解ける
スマホがあれば、どんな場所でも短時間で学習できるのが最大のメリット。演習問題が多く収録されているアプリを使えば、参考書数冊分の問題を解くこともできます。
TOEIC文法アプリはこんな人におすすめ!
TOEIC文法アプリをお勧めしたいのはこんな人です。
- 忙しい社会人
- あまりお金をかけたくない人
- 早く結果を出したい人
- プロ講師による講義動画で勉強したい人
忙しくてまとまった時間が取れない人には、スキマ時間を活用できる文法アプリがぴったり。無料のものもあるので、お金をかけずに学習できます。
またなるべく早く結果を出したい人には、有料のアプリもお勧めです。プロ講師の講義を動画で視聴して演習問題を解くことで、効率的に学習できます。
TOEIC文法アプリを使う前に決めておくべきこと
テストを受ける日程
勉強を始める前に、TOEICテストを受ける日程を決めましょう。TOEICは月に1回のペースで午前・午後の2回開催されています。
ただし現在は新型コロナウイルスの感染予防対策として、定員制となっています。一定数以上の希望者がいる場合、受験できるかどうかは抽選で決定されます。余裕を持ったスケジュールで受験した方がよいでしょう。
目標スコア
目標とするTOEICスコアを設定しましょう。就活やキャリアアップ、転職など人によってTOEIC受験の目的は様々。
目的に応じて、クリアしたいスコアと自分の今の英語レベルを確認してください。必要な勉強量も見えてくるはずです。
スコア目標は、勉強のモチベーションにもなります。日々の積み重ねが重要な英語学習。熱意を持って勉強を続けるためにも、具体的な点数を目標に掲げてください。
サポートを受けるか
TOEIC学習には、プロのサポートを受けるという選択肢があります。これには、TOEIC特化型のスクールや有料のアプリなどが含まれます。
スクールでは、少人数でプロの講師の授業を受けることができます。自分に合った授業を受けられるので高い効果を期待できますが、月額数万円かかるところがほとんど。費用はかかってもいいから早く高得点を取りたい、という人にお勧めです。
一方有料のアプリはスクールよりも安価で、月数千円程度。専任講師による高品質な講義動画を視聴できます。独学するのは大変そう、でも費用はあまりかけたくないという人にぴったりです。
TOEIC文法アプリの選び方
英文法を基礎から学べるか
TOEICテスト全体を通して必要不可欠な英文法知識。特にPart 5と6では、文法問題が必ず出題されます。そのため、英文法を基礎からしっかりと学べるアプリが理想です。
文法アプリの中には、中学英語から学習できるものも。基礎的な文法からしっかりと復習して、TOEICスコアの土台づくりができるアプリをお勧めします。
目標スコアに合っているか
目標スコアに合わせた学習ができるかどうかも重要です。TOEIC600点を目指す人と900点を目指す人では、学習すべき範囲が違うからです。
文法問題でも、まずは絶対に押さえておくべき基本のポイントをクリアしてから、高得点レベルの内容に移っていくとスムーズです。英語レベルに応じた文法学習ができるアプリを選ぶとよいでしょう。
質の高い有料アプリを選ぶ
無料の文法アプリはたくさんありますが、やはり質・量ともに有料アプリにはかないません。無料アプリでは主に演習問題を解くことができますが、有料アプリではそれ以外のこんな機能も充実しています。
- プロ講師による講義動画
- 豊富な演習問題と丁寧な解説
もっとも大きな違いは高品質な講義動画の有無でしょう。経験豊富な講師による、TOEIC攻略のポイントを押さえた講義を受けられます。
講義で知識をインプットしたら、すぐに演習問題で理解度をチェックできるアプリがよいでしょう。インプットとアウトプットを繰り返すことで、効果的に英語力を向上させられます。
続けられる価格帯か
価格も気になるポイントですよね。文法を含む英語学習は、知識を積み上げなければならないため、継続的な学習が必要です。いくら魅力的なサービスでも、あまりに高額だと続けられません。
月に数千円程度の価格帯であれば、多くの人にとって続けやすいのではないでしょうか。
無料体験があるか
加入する前に無料体験ができるアプリがお勧めです。
料金を支払う以上、内容の質や量は確認しておきたいところ。無料体験期間中に、気になる機能を全て試して納得してから導入したいですね。
TOEICの英文法対策にお勧めのアプリ5選を比較解説
今回紹介するアプリの比較をして~
今回紹介するTOEIC文法にお勧めのアプリ5選を比較して解説します。
料金 | スキル | 問題数 | 推薦レベル | 無料体験 | |
スタディサプリTOEIC | 月2980円 | リスニング・リーディング | 4000問 | TOEIC400-860 | 7日間 |
SANTA TOEIC | 月2900円 | リスニング・リーディング | 5000問 | TOEIC750- | AIスコア診断と体験コンテンツ |
TOEIC Part5 Free | 無料 | 英文法 | 250問 | 500-900 | |
文法・語彙対策640問for TOEIC | 360円 | 英文法 | 640問 | 470-860 | なし |
早打ち英文法 | 無料 | 英文法 | 1500問 | 全レベル |
今回紹介するのは以上の5つのアプリです。
アプリにより、学べるスキルが違うのでそれぞれ同時に使用していけば学習効果はかなり高くなっていきます。
また推薦レベルの基準としては、TOEICを使用しました。
自分のレベルに応じてどのアプリで学ぶかを決めてみましょう。
有料のものもありますが、7日間無料体験ができるのでじっくり決めることができます
- スタディサプリTOEIC :英文法の基礎講義からTOEIC対策授業まで計230以上のレッスンと4000問以上の問題!月2980円かかるけど7日間無料体験でじっくり決めれる。
- SANTA TOEIC :AIによる苦手問題の判定と、5000問以上の問題が収録。750点以上の方におすすめ。
- TOEIC Part5 Free :完全無料で250問の問題集を学習できる!文法問題がやり足らない人におすすめ
- 文法・語彙対策640問for TOEIC :640問の問題を360円で学習可能。APPSTOREは取扱なし
- 早打ち英文法 :TOEIC専用ではないけど、中学英語から学ぶことができる。基礎のアウトプットをしたい方におすすめ
おすすめのTOEIC文法アプリ5選を一つ一つ解説
それではここからはtoeicの英文法対策にお勧めのアプリ5選をおすすめの順番で解説していきます。
ぜひ自分に合ったアプリを探してみてくださいね。
スタディサプリENGLISH TOEIC
料金 | 月2980円 |
対象レベル | TOEIC400-860 |
問題数 | 4000問 |
スキル | リスニング・リーディング |
無料体験 | 7日間 |
スタディサプリTOEICは英文法を基礎から勉強するのにお勧めのアプリです。
英語の学習に必要な勉強のすべてをスマホ一台でできます。
特に英文法学習ができるコンテンツがかなり充実していて、83の基礎英文法講義で初心者からでもしっかり学習していくことができます。
レッスンは、私もかなりお世話になった「関先生」が担当しています
「丸暗記からの脱却」をコンセプトでレッスンをしているので、かなり分かりやすいです。
実際に私もこの先生のおかげで英語が得意になり、TOEIC965を取れるまでになりました。
英文法のインプットはこの神授業で学習でき、アウトプットは合計4000問の問題で学習できます。
高い質のインプットと豊富なアウトプットができるので、有料(月2900円)ですが一番おすすめできるアプリです。
有料(月2980円)となってますが、忙しい方でも通勤電車の中でも学習でき、7日間無料体験でじっくり決められます。
[redbtn]公式サイト[/redbtn]
[https://gensoudiary.com/studysapurireview/]
SANTA TOEIC
料金 | 月2900円 |
対象レベル | TOEIC750- |
問題数 | 5000問 |
スキル | リーディング・リスニング |
無料体験 | レベル診断・PART2,PART5を毎日10問 |
SANTA TOEICもかなりおすすめできるアプリです。
問題数はスタディサプリTOEICより多く、AIによる苦手分野の分析で自分に合った問題を学習できます。
最大の特徴は、AIによるスコア診断と苦手分野や発音の診断です。
これまで貯めてきた100万人以上の膨大な量のデータをSANTA TOEICが学習し、一人一人に最適化された問題が5000以上の問題から出題されます。
ただ、インプットの学習でできる講義動画はスタディサプリと比べると単調となっています。
ですので、ある程度点数は取れていて(750点以上)苦手分野の問題を克服したい方にお勧めです。
スコア診断を無料でできるので、ゲーム感覚でまずはインストールしてみてはいかがでしょうか?
TOEIC Part5 英語問題集
料金 | 無料 |
対象レベル | 500-900 |
問題数 | 250問 |
スキル | 英文法 |
TOEIC Part5 Freeは無料で、250問もの英文法の問題を解くことができる英語アプリです。
問題数は、250問もあり500・700・900点ごとに学習することができます。
また学習機能として、タイムを記録する機能もあります。
TOEICは時間との戦いなので、なるべく早く正確に問題を解くことが求められます。
このようにアプリで250もの文法問題をレベルごとに、タイムを計りながら学習できるアプリはなかなかありません。
無料でできるアプリではかなりお勧めのアプリです。
TOEIC文法問題640問
料金 | 360円 |
対象レベル | 470-860 |
問題数 | 640問 |
スキル | 英文法 |
文法・語彙対策640問for TOEIC は360円で、640問もの豊富な問題を文法・語彙問題を解きまくれるアプリです。
レベルは470・600・730・860ごとに収録されているので、自分に合ったレベルを選び学習をしていくことができます。
時間を測る機能もあり、どのくらいのテンポで問題を解いていけばいいのかも分かります。
そして、問題をランダムに出題する機能もあるので、しっかり理解して文法問題を解けるようになり実践で使える力を養えます。
ただAPP STOREには、アプリはなくGoogle Playのみとなっています。
アンドロイドの方はぜひやってみてください。
早打ち英文法
料金 | 無料 |
対象レベル | 全レベル |
問題数 | 1500問 |
スキル | 文法 |
早打ち英文法は、中学英語から英文法を学んでいくことができるアプリです。
TOEIC専用のアプリではないのですが、基礎から勉強したい!という方にはお勧めできます。
問題数は1500問もありすべての問題に、ネイティブの発音がついているのでリスニングも鍛えることができます。
料金は完全無料で使うことができますが、広告が出てくるので広告あっても大丈夫!という方はぜひやってみましょう。
スタディサプリTOEICを使えば文法だけでなく、トータルでカバーできる!
スタディサプリTOEICなら、文法はもちろんTOEIC対策に必要な学習全体をカバーしています。
特に文法は中学英語から振り返ることができ、久しぶりに英語を勉強する人でも安心。プロ講師による講義動画を視聴してから演習問題を解くことで、文法知識をしっかり定着させられます。
TOEICに特化した講義や、模試20回分相当の演習問題も魅力。各パートの攻略法やコツも学べます。
「この勉強法で合っているのか」という不安に駆られやすい独学。一方スタディサプリTOEICを使うと、プロに導いてもらっている安心感があります。
ディクテーションやシャドーイングなど、アプリならではの機能も充実。「高額出費は避けたいけれど、効率的に勉強したい」という人にお勧めのアプリです。
- スタディサプリTOEIC :英文法の基礎講義からTOEIC対策授業まで計230以上のレッスンと4000問以上の問題!月2980円かかるけど7日間無料体験でじっくり決めれる。
- SANTA TOEIC :AIによる苦手問題の判定と、5000問以上の問題が収録。750点以上の方におすすめ。
- TOEIC Part5 Free :完全無料で250問の問題集を学習できる!文法問題がやり足らない人におすすめ
- 文法・語彙対策640問for TOEIC :640問の問題を360円で学習可能。APPSTOREは取扱なし
- 早打ち英文法 :TOEIC専用ではないけど、中学英語から学ぶことができる。基礎のアウトプットをしたい方におすすめ
文法をマスターしてTOEIC目標スコアを叩き出そう
英文法は複雑で理解しにくく、英語学習の中でもハードな分野です。でもTOEICの出題傾向をつかめば、得点を取りやすい部分でもあります。文法学習には、読解力を高めて英語力の底上げができるというメリットも。
また文法の演習問題は解くのにあまり時間がかからないため、スキマ時間での学習もできます。特に移動中での勉強にアプリが便利です。毎日コツコツ学習することで、TOEICのスコアアップにつながります。
文法アプリによって、機能や料金は様々。ご紹介したアプリの中から自分に合うものを選んで、ぜひ試してみてください。
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