英検準2級ライティングの決まり文句は?最低限覚えておくべき表現

英検準2級ライティングの決まり文句は?最低限覚えておくべき表現

英検準2級に受かりたいけど、50~60語の英作文はハードルが高い・・・と思っていませんか?

たしかに、限られた時間で長い英文を正しい構成で書くのは難しいものです。ライティングで思うように点数が取れず、不合格になってしまった人も少なくありません。

しかし、実は英検準2級のライティングにはコツがあり、「決まり文句」と「テンプレート」を覚えることで乗り切ることができるのです!

ここで紹介する決まり文句を覚えれば、たとえ英作文が苦手でも、英検準2級ライティング問題で高得点を狙うことができます。

げんそー

試験中考えなければならないことが減るので、時間にも余裕が生まれます。ライティング問題で少しでも点数を稼いで合格を勝ち取るために、ぜひ「決まり文句」と「テンプレート」を覚えてください。

目次

「決まり文句」を覚えるとライティングの点数を稼げる理由

ここで紹介する決まり文句さえ覚えてしまえば、解答のフォーマットは最初から決められているようなものです。結果的に、「英作文」というより「穴埋め問題」のような感覚で解答を書くことができます。

試験の場で1から英作文をするのではなく、決められた構成に穴埋めをしていく感覚で解答を作ることができるので、英語が苦手な人にとっても、ライティングのハードルがぐっと下がります。

また、ライティングに苦手意識がある人にとって、「50~60語の英作文」はとても長く感じるかもしれません。

しかし、ここで紹介する決まり文句を書けば、60語のうち30~40語は埋まります!決まり文句を知っているのと知らないのでは大違いです。

決まり文句さえ覚えてしまえば、試験本番に自分で考える必要があるのは20~30語だけなのです。そう思えば、意外と簡単に書ける気がしませんか?

げんそー

それでは、さっそく決まり文句を見ていきましょう!

これだけは絶対覚えよう!必ず使える決まり文句

まずは、どのようなトピックでも必ず使える「基本の決まり文句」を紹介します。この決まり文句は全て、試験本番で迷わずに正しいスペリングで書けるよう、しっかり覚えておきましょう。

Yes, I think so. (⇔ No, I don’t think so.)

訳:はい、そう思います。(⇔ いいえ、そう思いません。)

英検準2級ライティングでは、「Do you think ~?」という形で、ある論題に対して「~と思いますか。」と問われます。

この形の疑問文は、Yes / Noで答える必要があります。

解答の始まりには必ず、Yes / Noどちらなのかを書くことを忘れないようにしましょう。

また、文字数をどうしても更に稼ぎたい場合は、「so」の部分を変えて、「Yes, I think that + 質問内容の繰り返し(⇔ No, I don’t think that +質問内容の繰り返し)」とすることもできます。

I have two reasons. / There are two reasons.

訳:2つ理由があります。

英検準2級ライティングでは、「あなたの意見とその理由を2つ英文で書きなさい」と指示が出されます。理由を書き始める前に、このように一言述べる必要があるので、この表現のどちらかを覚えておきましょう。reasonsを複数形にすることを忘れないよう、注意してください。

First, と Second,

訳:1つ目は、2つ目は、

1つ目(の理由)、2つ目(の理由)という意味です。英語の文章においては、このように、明確にラベルをつけてから内容を書き始めることが大切です。理由は「2つ」という指示なので、Second以上は書かないようにしましょう。

For example, / For instance, 

訳:例えば、

具体例を述べる際に使います。1つ目の理由、2つ目の理由の両方において「例えば、」と書きたい場合は、同じフレーズを使うよりも別の表現に言い換えた方がいいので、2種類覚えておくといいでしょう。

That is why I think that(⇔ I don’t think that)+ 質問内容の繰り返し.

訳:そういうわけで、私は~だと思います。(⇔ 私は~だと思いません。) 

これは文の最後の締めに使う表現です。最初の「That」は、ここまで書いてきた理由を指しています。このフレーズの後には質問内容をそのまま書けばいいのですが、抜き出す部分は「Do you think ~?」の「~」の部分のみです。例えば、「Do you think English is important?」だとしたら、「That is why I think that English is important.」となります。

内容を書くときのヒントとなる決まり文句

上で紹介した決まり文句を覚えたら、更にいくつかの決まり文句を覚え、得点アップを目指していきましょう。

ここから先は、理由の内容を書きやすくなる決まり文句です。

Yes / Noを決めたとしても、特に理由が思いつかない・・・という場合でも、この決まり文句に当てはめて何か書けないか?と考えることで、アイディアが浮かぶかもしれません。

げんそー

ぜひ覚えておきましょう。

There is 単数名詞.  / There are 複数名詞.

訳:~があります。

理由の補足として具体例を出すときに使えます。上で覚えたFor example とセットで使うといいでしょう。単数名詞か複数名詞かで動詞が変わるので注意してください。なお、一般的な話をする場合、数えられる名詞は基本的に複数形で使います。逆に、数えられない名詞は必ず単数形というルールを抑えておきましょう。

S can 動詞の原形.

訳:Sは~することができます。

英検が公表している注意事項の1つに、「個人的すぎる話は減点」という採点基準があります。つまり、なるべく一般論で答える必要があるということです。なので、ここでの主語は「I」にしない、という意識を持っておくといいでしょう、「私が~できる」のではなく、広く「(一般の)人々が~できる」と書きます。「People can~」や「They can~」と書くと、一般論にすることができます。また、質問の主語が「Students」ならば「Students can~」とするなど、問いに応じて主語を考えましょう。

It is 形容詞(for 人)to 動詞の原形

訳:~することは(人にとって)形容詞です。

ここでも、上記と同じ理由で「for me」ではなく、質問の主語に応じて「for students」や「for children」など、「私」に限定せず、より一般的な主語を使うといいでしょう。誰にとっても当てはまる場合は、「for 人」の部分が無くても構いません。例えば、「子どもにとって英語を学ぶことは重要だ。」ならば「It is important for children to learn English.」ですが、for childrenを消して「It is important to learn English.」とすると、「英語を学ぶことは重要だ。」となり、よりいっそう一般論となります。

In my experience,

訳:私の経験では、

理由の補足として実体験を説明する際に使えます。上で個人的すぎる理由はNGと説明しましたが、理由として一般論を述べたあとに、その一般論の補足や補強として個人的なエピソードを書くのはOKです。むしろ実体験を述べることで説得力が増します。

In my opinion, 

訳:私の意見としては、

理由の補足として自分の意見を述べる際に使えます。一般論として断言するのではなく、あくまで自分が考えていることを述べたい場合に使いましょう。こちらも上と同様、まずは理由で一般論を述べたあとに、その補足として使うのがいいでしょう。

英検準2級ライティングにおけるテンプレートの紹介

決まり言葉を覚えたら、それを正しい構成で組み立てるだけです。英検準2級のライティングの書き方には、決まった「型」があります。書く必要があるのは、以下の7項目のみになります。このテンプレートを必ず覚えましょう。

  1. 質問に対する自分の立場を明らかにする
  2. 2つ理由があることを明らかにする
  3. 1つ目の理由
  4. 1つ目の理由の具体例・補足・実体験など
  5. 2つ目の理由
  6. 2つ目の理由の具体例・補足・実体験など
  7. 改めて自分の考えをまとめる(質問内容の繰り返し)

この①~⑦の順に、上で紹介した決まり文句を当てはめて書くだけでOKです。

英検が公式に出しているNG解答(無点または大幅に減点される可能性があるもの)として、「QUESTIONに答えていない」や「理由に対する説明や補足がない」などがありますが、このテンプレートに従って書けば、そういったミスをする恐れはありません。

テンプレートと決まり文句で表現した解答例

それでは、実際に上で紹介したテンプレートと決まり文句を使って、過去問題に解答してみましょう。

訳:子ども達にとってテレビを見ることは良いことだと思いますか。

解答例:(太文字:決まり文句 ・ < >:テンプレート)

Yes, I think so. <①質問に対する自分の立場を明らかにする>
訳:はい、そう思います。

I have two reasons. <②2つ理由があることを明らかにする>
訳:2つ理由があります。

First, children can learn many things from TV shows. <③1つ目の理由>
訳:1つ目は、子ども達はテレビ番組から多くのことを学べるということです。

For example, there are TV programs about history. <④1つ目の理由の具体例・補足・実体験など>
訳:例えば、歴史についての番組があります。

Second, they can relax while they enjoy watching TV. <⑤2つ目の理由>
訳:2つ目は、子ども達はテレビを観ることを楽しんでいる間、リラックスできるということです。

In my opinion, it is important to take a break after studying. <⑥2つ目の理由の具体例・補足・実体験など>
訳:私の意見では、勉強の後に休憩をとることは重要です。

That is why I think that it is good for children to watch TV. <⑦改めて自分の考えをまとめる(質問内容の繰り返し)>
訳:そういうわけで、私は子どもたちにとってテレビを見ることは良いことだと思います。

これで完了です!この解答例は60語ですが、そのうち赤文字の部分が上で紹介した決まり文句です。

なんと、60語のうち、決まり文句だけで36語もあります。

つまり、試験の場で自分で考えなければならないのは、たった20語程度ということになります。

公式が出している模範解答を見て、こんな難しい英文書けない・・・と思った人も安心してください。

難しい英文を書く必要はないのです。このテンプレートと決まり文句で完成させた解答でも、十分に合格点を取ることができます!

結論:決まり文句を覚えておけば、ライティングが苦手でも合格できる!

ライティングに苦手意識があっても、決まり文句をテンプレートに当てはめて書くだけで、半分以上も文字数を稼げることがお分かりいただけたと思います。ライティングでしっかり点数を取り、合格を勝ち取りましょう!

英検準2級に合格するためには、ライティングだけでなく、リーディング・リスニング・面接などの対策も必要です。

英検準2級に合格するために必要な英語力や、英検準2級の合格点を超えるための勉強法を、こちらのサイトで更に詳しく知ることができます。

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げんそー

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この記事を書いた人

純ジャパバイリンガル早大生/高校時代英語全国1位、TOEIC965点、英検1級/ 純ジャパ・留学経験なし・海外経験なし・凡人でも独学で英語をマスターする方法について発信/17000語覚えた英単語暗記法&正しい努力で超効率的な勉強をする方法▶︎noteへ

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